自然数はいくつから??

 今回は具体的な授業のようなお話です。


 タイトルにある自然数。中学1年生の数学の初めの単元で出てくる用語です。

 これが意外と正確に覚えられていない人が多くいます。具体的に言うと、「最も小さい自然数はいくつ?」という問いに対しての正答率が意外と低いです。


 答えは”1”です。


 自然数とは、正の整数のことです。0は正の数でも負の数でもありませんので、0の次に大きい整数である1が最小の自然数となります。


 と、ここまでは普通の学校で教わるレベルのお話しです。では、なぜそれを自然数と呼ぶのか、について今日は考えてみたいと思います。


 自然数とは言葉の通りに考えると自然な数です。では自然な数とはなにか。


 みなさんは一度野生のお猿さんの立場になって考えてください。自然の中で生活するお猿さんにとって数字を数える機会はきっと大好物であるバナナを数えるときでしょう。そう、自然数とは自然の中でものを数えるときに使う数字のことなのです。バナナが”1.6”本やバナナが”-4”本などとは数えないですよね?だから自然数は負の数(マイナスの数)や小数、分数は含まれないのです。

 では次に”0”について考えてみましょう。上の考え方でいくと「ないものを”0”と数えるじゃないか」という声が聞こえてきそうですね。でも、よく考えてください。ないものを数えようと思いますか?

 例えば机の上には5個のリンゴが置いてあり、それ以外には何もありません。その机を見て「バナナが0本ある」と考えることはありませんよね?モノを数えるときには1つ以上そこに存在して初めて数え始めるのです。それが「自然」な数字ですよね?0が自然数に含まれないのはこれが理由です。


 いかがですか?このような考え方を知っていれば自然数が0からだったか1からだったか迷ったときに自分で考えられそうではありませんか?この考え方を学んだうえで「正の整数」という定義も併せて覚えられればもう忘れることはありません。


 難しい言葉もこうやって考えると楽しく考えられそうではありませんか?


 今回は以上です。

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