何時間やっても無駄な勉強とは??
嫌いな勉強を何時間もイヤイヤやっても身につきません。せっかく毎日コツコツ努力しても、努力の方法が間違っていれば結果には結び付きません。そこで、今日はこんな勉強はNG!というものを紹介したいと思います。
まずは目的意識です。勉強する、とは何をすることなのか。それは情報を整理して知識として蓄えていくことです。ワークを写したり、ノートをただ模写することが勉強ではありません。
これは中学時代の私の実体験ですが、社会の暗記をする際にキーワードとなる単語をひたすらノートに書いて覚えようとしていました。どんどんと書き、さらに書き、そのうちに目的が書くことになっていました。今書いているキーワードがどんなものかも理解できぬままにひたすら丸暗記のために書く。これは私が否定している丸暗記の勉強法の中でも、暗記にすらなっていない悪い事例の典型です。英語の勉強でもひたすら単語や英文をノートに練習している子もいると思いますが、その勉強方法に問題があるわけではなく、目的が「字を書く」ことになっていないか、見直してみてください。もし、「字を書く」ことが目的になっているのであれば、無駄な勉強です。今すぐにやり方を見つめなおす必要があります。
次に具体的な方法についてですが、丸暗記の勉強は無駄です。丸暗記の勉強とは何か。具体的には、
・中身はよくわかっていないが単語を覚える
・数学の公式を丸暗記
等です。なぜ無駄か?それらはテストの点数にすらつながらないからです。例えば、円の面積の公式を(πr二乗)と暗記してもπが何で、rが何を指すのか分かっていなければ公式は使えません。仮に公式は使えるレベルまで暗記していたとしても、関連知識ごとに結び付けることなく、ひとつひとつを単体のものとしてバラバラに暗記していくとしたら、その暗記量は膨大なものになっていきます。その膨大な量の情報・知識を整理して引き出せるようにしておくのはとても大変です。それこそ相当な訓練が必要になってくると思います。そのためにも「理解」は必須なのです。私たちの塾で「脱丸暗記」をスローガンにしている理由の一つがこれです。
今回はもったいない時間の使い方をしないためにも、無駄な勉強法について記載しました。今の自分の勉強を見直して少しでも上記に当てはまり、結果に満足していないならば、勉強方法の改善が急務であると思います。今後、おすすめの勉強法についてもどこかで紹介したいと思います。
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