調節ねじ?調節ネジ?
今回は実際にあった中学生のお話しについて紹介したいと思います。
タイトルにある「調節ねじ」と「調節ネジ」ですが、これは中学の理科で学習する顕微鏡のパーツの名称です。このひらがなの「ねじ」とカタカナの「ネジ」にはどのような違いがあるのでしょうか。みなさん分かりますでしょうか。
違いはありません。
ひらがなかカタカナか。ただ、それだけの違いです。中身になんの影響もありません。しかし、中間テストで「調節ネジ」と書いたところ、学校の先生から
「教科書には調節ねじと書いてある。だから×だ。」
と言われ、点数をもらえなかったそうです。
教科書に書いてあることが正しい、というのは分かります。しかし、それが実際に正しいのか、間違っているのか、という判断は教科書通りであるか否かですべきではない、と私は考えています。
今回のケースでいうならば「ねじ」も「ネジ」もどちらも同じことを指しています。ですから、正解で問題ないはずだと思います。もちろん、学校の先生にしかその決定権はありませんが。。。
今回の記事でお伝えしたいことは、学校のテストの採点も100%正しいわけではありませんよ、ということです。杓子定規ですべて採点するのが正しい採点ではありません。点数がついていたから安心、点数がもらえなかったから必ず間違い、というわけでもありません。なぜ、自分の回答とその解答の間に差異があるのかをきちんと分析し、納得ができない場合は先生に聞いてみましょう。今回のようによくわからない理由で拒絶される場合もありますが、きっと勉強になるはずです。
もちろん、テストで点数を取るために頑張っているので、高得点がほしいですが、点数がすべてではありません。最も重要なのは理解度であり、実際の点数などはすぐにひっくり返ってしまいます。そのことを十分に理解したうえで、目の前の点数に一喜一憂することなく、理解度を深め、着実に力をつけていきましょう。
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