宿題を苦痛にするもの

 冬休みに入り、学校の宿題もある程度出されたと思いますが、宿題をただ丸写しすることだけは本当にもったいないなあ、と思います。


 理由は大きく2つあります。


 1つ目は、やはり学習の機会を失う、ということです。何を勉強すれば分からない、と言いながら学校の宿題を丸写しにしている子は特にそう思います。

 宿題は「何を勉強すればいいか分からない」子のためにあるといっても過言ではありません。宿題と自主勉強を完全に分離して考えている人もいるかもしれませんが、私はそれは違うと思っています。

 自主勉強は、新しい教材を使うことではありません。とにかく自分で考えて復習することに意味があるのです。宿題を教材としてきちんと復習すればそれはためになる勉強になります。丸写ししてしまえばそれはただの作業になり、時間の無駄になります。

 学校の宿題は丸写しにして、塾やその他の勉強をする、というのは本末転倒だと私は思います。


 2つ目の理由は内申点(評定)を下げることにつながるからです。内申点の判断基準の一つに提出物があります。この提出物の主たるものが宿題なわけですが、丸写しの宿題は一目瞭然で分かります。どれだけ隠そうとしてもほとんどの場合分かります。それでもやってこれば良しとする先生もいらっしゃるとは思いますが、やはり心証は良くないと思います。

 きちんとやったうえで分からずに答えを見ながらやってみたのと、丸写しとでは全く意味が異なりますし、先生も宿題をみてそれを判断しているはずです。テストの点数と内申点があまり一致しない方はこのケースが多くあると思います。


 とにかく宿題はせっかくの復習の機会です。自分で時間を無駄にするようなことをしないよう、自分に厳しく宿題に取り組んでくださいね。

はっとり塾

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