ギリシア自然哲学の紹介②
今回は5人目の紹介とともにあるお話を紹介します。
まず、紹介したいのはゼノンという哲学者です。この人はよくわかっていないことが多いらしいのですが、ある逆説を提唱したことが有名です。そのお話を今から紹介します。
アキレスと亀。
これがこの話のタイトルとしてよく使われます。
内容は上述したとおり、足の速いアキレスと足の遅いカメが追いかけっこをします。現実的にはアキレスはいつかカメを追い抜き追い越すことは明らかですが、ゼノンの理屈では永遠にアキレスはカメに追いつくことができません。
理由はこう。
アキレスはカメがいた地点までたどり着きます。しかし、その時にはすでに亀は少し先に進んでいます。そして、アキレスはまた先ほどカメがいた地点までたどり着きますが、亀も動いているのでその時にはすでに少し前にいます。これを何度繰り返しても亀が動き続けている限り、亀はアキレスよりも前にいて、決して抜かれることはありません。
これがゼノンのパラドックスと呼ばれる説で
現在もさまざまな研究者によって研究されているそうです。
どうすればこの説明のおかしなところを覆すことができますか?是非皆さんにも考えてみて欲しいと思い記事にしました。
なによりもこれが3000年近く前に提唱された、ということになによりも驚きました。
さあ、3000年前に哲学者によって投げかけられた問題。今考えてみてはいかがでしょうか。
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