頭が良い、とは??
頭が良い人とは、どのような人でしょうか。
色々な考え方はあると思いますが、
テストの点数がいい人は頭が良い
進学校への受験に成功した人は頭が良い
有名大学卒業の人は頭が良い
このようなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか??
勉強が出来る人=頭が良い人
このイメージが社会には強くあると思います。とりわけ、学校という非常に狭い社会のなかではこれは当たり前のことのように教えられる機会が多いです。
テストでいい点を取れば褒められ、点数が悪ければ叱られる。
勉強ができる大人しい子には優しく温かい先生も、勉強が苦手でやんちゃな子には冷たい。
そんな先生に出会ったことがある人もいるのではないでしょうか。
勉強が出来るだけで頭が良い、というのは間違いです。勉強が得意な人はただ、勉強が得意なだけです。それでもって頭が良い、というわけではありません。
なにをもって頭が良い、というかは分かりませんが、少なくとも学校の勉強が出来るだけでなにか偉い、ということは一切ありません。
勉強が出来る、というだけで偉そうに威張っている人、人を下に見て礼儀をわきまえない人、この人は立派でもないし、頭も良くありません。ただの勘違いさんです。
逆に勉強が苦手、ということは頭が悪い、ということではありません。それだけで勉強が出来る人より下である、ということもありません。
もちろん、勉強が出来ることは悪いことではないし、出来るようになるために努力をすることは素晴らしいことです。この記事で言いたいのはそこではなく、勉強が出来るか、出来ないか、で人の価値が決まるわけではありません、ということです。
当たり前に今ある価値観に疑問を持つことも大切です。今、勉強が苦手で悩んでいる子供や、例えば不登校で悩んでいる子供。
その人たちは決して頭が悪かったり、他の人よりも下なわけではありません。そんなことで自信を失うのはやめましょう、もったいない。
私は塾の講師ですので、生徒のテストの点数が上がったり、受験にとってプラスになるような情報、知識、能力を備える手助けをするのが1つの役割です。
しかし、それは1つの側面であり、全てではありません。
いちばんの目的は、その子供たちの目標への努力の仕方、考え方、という価値観を勉強を通じて伝えることです。
勉強はうちの塾で時間をかければ必ずできるようになります。それだけのノウハウも仕組みもあります。
しかし、勉強以外の価値観、というものも学生のうちから少しずつ見えてくると、きっと選択肢は無限に広がります。
いま、学校生活で悩んでいることが、もしかしたら小さくなるかもしれない、と思ってもらいたくてこの記事を書きました。
長文で申し訳ありませんが、読んでいただきありがとうございました。
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