目標すらすぐに忘れます

今回は目に見えるように「書いて残す」ということをお勧めしたいと思います。

そんなこと言われなくても分かってるよ、という声が聞こえてきそうですが、案外できていない人も多くいるように感じています。

例えば、醤油がないことに気づきスーパーに買いに行きます。そこで醤油だけを買って帰ればいいんでしょうが、家にない野菜、今晩のおかずに使うお肉、安くなっている品物などを一通り確認し買い物かごに入れていきます。買い物かごにある程度品物が入っていくと、そもそも何を買いに来たのかをすっかり忘れてレジに並び、目的であった醤油を買わずに帰ってきてしまった、なんてことは漫画やドラマの中でも描かれるくらいに日常生活の中で珍しくない話だと思います。

買い物であってもメモを書き目に見える状態にしておくことで失敗は少なくなります。

勉強は買い物よりもさらに目に見えるようにしておくことが重要だと思います。

テストが終わり、自分が思っていたような点数が取れなかった、悔しい思いをした、テスト勉強のスタートが遅かったという反省があった、さまざまなことを皆さんは感じることだろうと思います。「次こそは!!」と意気込んでテスト後に勉強に励んでいる子もいるかもしれません。ただ、さきほどの例のように人はすぐに忘れてしまいます。1週間、2週間も経てば多くの子は悔しかった気持ちも、前回の反省も忘れてまた「前と同じ」日常を繰り返してしまいます。「まだテストまで1か月あるから」などと言って、もう少したったら頑張ろう、とどんどんと自分の設定した目標やスケジュールを下方修正していきます。なぜか。悔しかったときの気持ちすら忘れてしまっているからです。1か月も2か月も悔しい気持ちをずっと維持することは意外と大変です。ましてそれが嫌いな勉強のこととなればなおさらです。

だから、悔しい気持ちがまだ新鮮なうちに、

・次のテストまでにどのようなことを継続するか

・勉強する時間帯

・1週間に取り組む科目の時間割

など、自分で具体的な取り組みの目標や目安を決めて見えるところに貼っておくなどして、常に目に付くようにしておくことを試してみてほしいと思います。

私は大学受験の高校3年生の際に、大まかに一週間の中でやる科目を決めていました。これは「今日は何をやろうかな」と考える時間がもったいなかったのと、そのときの苦手科目の状況的にこれくらいの勉強が必要ではないか、ということを他の教科とのバランスの中で考えた結果でした。苦手科目や嫌いな科目はついつい後回しになってしまうというそれまでの反省からつくりました。結果としては「これはやらなきゃ」という使命感のようなものも芽生えましたし、「次にこの科目をやるのは〇日後だからここまではやっておきたいな」、などと学習に計画性が増しました。もちろん、状況に合わせて予定を変更することもありましたが大まかな指針があることは勉強を進めるうえで大きな助けとなりました。


あくまでこれは私の経験則であり、すべての人に当てはまるわけではありません。ただ、前回と同じ失敗を今回もしたなあ、と感じたことのある人は一度試してみてほしいと思います。人間は自分が思っている以上にすぐに忘れてしまいます。今の熱い新鮮な気持ちがあるうちにすぐに行動に移しましょう!



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