覚える力は成長します

今日は覚えるのが苦手だ、という人に向けて書いていきます。

授業をしていると、「私、暗記力ないから社会苦手。」という発言を耳にすることがあります。

もちろん人によって得意・不得意科目はあると思いますし、記憶力についても個人差があると思います。

ただ、なぜか記憶力、覚える力については生まれつき決まっているように考えている人がすごく多いように感じています。記憶力、覚える力だって、筋肉と同じように成長しますよ。

例えば、小学一年生に漢字を教えると、非常に画数の少ない漢字であっても初めは苦労しながら覚える子が多いです。鏡字になったり、線の本数が違っていたり、様々です。ですが　、小学校高学年、中学生になると小学一年生のころよりもずっと複雑で画数の多い漢字も書けるようになっている子がほとんどです。

つまり、漢字を覚えるという訓練をしていくうちに、漢字の知識量も増えましたが、漢字を覚える能力についても小学一年生の初めて漢字を見たときよりも速く、上手になってきていると思います。

九九なども小学二年生でほとんどの子が苦労しながら覚えましたよね。その時は苦労しましたが、今なら簡単に覚えられるじゃん！と思ってしまいますよね？

それはやはり様々なことを学び、覚え、学習していく中で整理しながら覚える能力が成長していっているからです。

覚えることが苦手な人。そんなあなたは毎日英語の教科書を読んで、発音して、ノートに練習して、毎回自分で単語テストをしてみてください。それが半年、１年と続けることができればあなたが英語を覚えるスピード、正確性は圧倒的に成長しているはずです。

これが理科でも社会でもその他どんなことでも同じです。知識が少なく、経験もない、興味もない、というジャンルについては誰でもなかなか覚えにくいものです。習うより慣れろという言葉もあるくらいです。まずは習慣的に、日常的に覚えることをしていきましょう。そうすればきっとあなたの覚える力は鍛えられますよ。

ただし、意味を理解せず、呪文のように覚える無意味な丸暗記はやめましょうね。

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