反復練習のススメ
学校での宿題、自宅での樹種学習、テスト前の勉強。。。
様々な場面で問題集・ワークを解く機会は多いと思います。
そのワーク何度も解きなおしていますか?
一回目から直接ワークに書き込んで、間違えた問題は赤で答えだけ書いて終わっていませんか?
このような使い方は本当にもったいないと思います。ワークは一度やったら終わり、というものではありません。すべてその中の問題ができるようになって初めて有効活用できたことになります。
たとえば、数学のワークなどで初めて学習した計算の練習問題があったとします。今の時期でいうと、1年生は正負の計算、2年生は多項式の計算、3年生は展開と因数分解、という感じでしょうか。
これらの計算には公式もありますし、ある程度問題数をこなして慣れていくことが重要になります。にもかかわらず、一回だけ計算してみて終わり、などという勉強で足りるでしょうか。
計算を解く、ということについては考えるとかいうものではなく、当たり前にできるようにしておくべきものがほとんどです。小学2年生のときに九九を覚えるときは何度も何度も間違えて、何度も覚えなおして、また間違えて、覚えなおして、という繰り返しをして今では当たり前にできるようになっているはずです。
しかし、中学生になり、高校生になると不思議なことにやり直すということをする子が減ってしまいます。ごく一部の特殊な記憶能力を持っているような子は一度で覚えてしまうのかもしれませんが、大半の子は覚えたことを忘れて覚えなおして、という繰り返しの作業が勉強では重要になってくるはずです。にもかかわらず、一度ワークを解いただけで、まして間違えた問題の解きなおしもせず、赤で書き直して終わりなどという作業で終わっていてはきちんとできないのは当たり前です。
もちろん、小学生のときと中学生・高校生ではやることの量が違うから、費やすことのできる時間が違うという意見があるのも分かります。しかし、いろんなことに手を出して、どれも中途半端ですぐに忘れるような学習ならばそれは必要な知識を取り出すことのできない無駄な勉強だと感じます。やるべきことが多いからこそ、一つ一つを何度も同じところで間違えるようなことのないように学習していくべきなのです。
繰り返し何度も覚えて忘れてを繰り返した知識は忘れにくくなっているはずです。現に、九九が不安、という子はあまり多くありません。ただ、九九を一回聞いただけですべて覚えてしまったという子は決して多くはないはずです。
よく思い出してください。九九も最初は苦労したはずです。何度もやり直したはずです。
でも今では当たり前にできていますし、1か月九九を言わなかっただけで忘れるようなことはありませんよね?
苦労して得た知識は根付きます。そのためにも一度、形だけやって終わり!ではなく、きちんと定着するまでなんども何度も繰り返すことが重要なのです。
中学生・高校生は勉強に部活、それ以外にも習い事等、本当に忙しくて大変だと思いますし、みんなそれぞれ一生懸命毎日を過ごしていることもよく分かります。だからこそ、嫌いな勉強で同じところで何度もつまずくことのないよう、その時に学習したことをきちんと定着しきるまでなんども繰り返し反復練習し、使うことのできる知識にしてほしいと思います。
使っている時間が本当に効果を持つためには毎日やり方、意識に工夫をしてほしいと思います。せっかくの時間と労力です。やっていることに満足するのではなく、努力に見合う結果が得られるような工夫も必要です。
意識していきましょう。
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